September 28, 2005

RSSフィードを複数のフォーマットで提供するのは悪いことだから、止めた方が良いよっていうお話。

Posted at September 28, 2005 12:02 AM in .

 今日の今日まで、このblogでは、RSSを3つのフォーマットで提供していた。RSS1.0、RSS2.0、それからAtom0.3。自分ではそれはとても良いことなのだと思っていたのね。ひょっとしたらどれか一つのフォーマットにしか対応していないRSSリーダを使っている人が居るかもしれない。3つのフォーマットを提供しておけば、そういう人もhappyだ、そんな考えで。

 ところが、Microsoft Team RSS Blogの「Windows RSS Publisher's Guide, Part 1: Feed Auto-discovery」という記事に下のように書いてあったのだ。

Unless you have a really good reason, it’s not a good idea to have two links (or three!) that provide the same feed in different formats. It just makes the user have to pick between two things that they are not capable of distinguishing between. Pick your favorite format, and just support that.

試訳:
特にそうすべき理由が無いなら、同じフィードをいくつものフォーマットで提供するのは良くありません。見分けの付かないものの中からどれか一つ選ぶことをユーザに強いるからです。あなたの好きなフォーマットを選んで、それだけを提供するようにしましょう。

 僕はこれを読んではっとしたのだけど、確かにRSSのフォーマットはいくつもあるけれど、それぞれの違いなんてほとんどの人は意識していないだろう。RSSにいくつもフォーマットがあるということ自体を知らない人だって多そうだ。それに、考えてみると、RSSリーダは複数のフォーマットに対応しているのが普通で、どれか一つのフォーマットにしか対応していないRSSリーダなんて見たことがない。

 だから、実際、RSSを複数のフォーマットで提供する必要なんて無かったのだ。提供されているRSSがたった一つだけなら、何も考えずにそれを選んで、RSSリーダに追加すれば良い。しかし、複数フォーマットへのリンクが並んでいると、その中から一つを選ばなくちゃならない。その「選ぶ」こと自体が無駄な手間だし、あまり詳しくない人だったら、どれを選んだら良いのか戸惑ってしまうだろう。

 それで、ユーザ(このblogを読んでくれる人)の利便を考えてやったはずのことが、むしろユーザにとって害になっていたということを知って、僕は吃驚したというわけ。これは、何というか、blogのRSSをどうこうというだけの話ではなくて、より一般的な話に繋がることなのだという気がする。「何でもできるのは何もできないのと同じ」というフレーズがあったけど、それを思い出した。無暗に選択肢を増やして、「なんでもできる」を追求すれば良いというわけではないのだな。

 そんなわけで、このblogでは、RSS1.0フォーマットのRSSだけを提供するようにした次第。件の記事の存在を教えてくれたkokepi氏(の日記)に感謝します。



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