May 23, 2005
人工知能絡みの本を2冊読んだ
内容はあんま理解してない。
・心の社会
「考える脳〜」はpalmを作ったジェフ・ホーキンスによる。
彼は従来の人工知能を批判して、人間の知能は「記憶」と「予測」のメカニズムに支えられて成り立つものであり、その着想を欠く現状の人工知能研究ではいくらやっても人間らしい知能には到達しないと主張している。
じゃあ「記憶」と「予測」とは何かってことだけど、彼によると、人間は常に無意識に1刹那後のことを「予測」しながら行動している。で、実際の行動結果から得られるフィードバックによって「記憶」が修正されていくらしい。たとえばCDを逆順で聞くと、曲の切り替わりのところで違和感を感じる。それは脳が普段の曲順で再生されることを予測しているから、それが裏切られて違和感となって感じられる。でも、しばらく逆順で聴いていると、「記憶」が逆順に修正されて、違和感をだんだん感じなくなる。そういう機構が大事らしい。どうして大事なのかはあんまし理解してない:-p
僕には脳科学方面の知識はほとんどなく、その真贋は鑑定しかねるが、なかなか面白かった。まあまあお勧め。
「心の社会」は御存知ミンスキー先生の著書。
大筋としては、人間の知能には「エージェント」の階層構造が存在し、それによって人間らしい知能の働きが成り立つとし、それについて解説していく。
たとえば「積み木で遊ぶ」という行為について言うと、「積み木で遊ぶ」エージェントの下には「積み木を置く」エージェントや「積み木を持ち上げる」エージェントが居て、「積み木を置く」エージェントの下には「積み木を掴む」エージェントが居て、「積み木を掴む」エージェントの下には「腕を動かす」エージェントが居て……というように、特定の役割に特化したエージェントがお互いに使役関係にあって、その階層構想によって知能が成り立っていると。ふーん。
扱われる内容は幅広く、哲学の領域とも思えるところにも 踏み込んでおり奥深く、なかなか理解できない箇所も多い。
しかし内容としては非常に優れたものと思う。かなりお勧め。
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