August 22, 2004
自立的移動支援プロジェクト(via 日経バイト誌 2004/09)
日経バイト今月号の、『[RFID]看板にかざすと情報が飛び込んでくる/携帯型の無線ICタグ・リーダーが拓く新用途 』という記事(p11)より。
「自立的移動支援プロジェクト」というのがあるらしい。街の案内板や標識にRFIDを埋め込んでおいて、それにRFIDリーダを搭載したケータイをかざすことで、関連する情報をケータイに表示するというシステムの構築を目指しているという。関連する情報の例としては、最寄りの駅やバス停の位置と道順、時刻表、公衆トイレの場所、が挙げられている。
プロジェクトの委員長は坂村健。国土交通省が支援している。2006年度に全国展開することを目指しているらしい。
記事を一読して、「GSPを使えばいいじゃん」と思った。位置に依存する情報を配信するだけのために、わざわざ全国の標識にRFIDタグを仕込んで回るのか? 調布から新宿まで逝くのに、わざわざ八王子を経由するようなまだるっこさを感じる。また、記事の中では障害者や高齢者に向けたバリアフリーについても言及されているが、そういった用途に使うにしても、コストとの折り合いが問題になると思われる。
まあそれはいいとして、ケータイにRFIDリーダを搭載するというのは、なんつーか、誰でも考えつきそうなアイディアだ。実際にそういう試作をしているキャリアが無いのかと思って調べてみると、NFC(Near Field Communication)というのがあるようだ。
おさいふケータイの次はNFC? (@Ubicomp+Shopping)
http://ubiks.net/local/blog/jmt/archives/001530.html
NFCを搭載していれば、実質上ケータイがRFIDリーダとしても機能する。
また、同時にタグも内臓しており、ケータイでタグを読んで情報収集するだけでなく、おさいふケータイとしても使える。つまり、コンサートのポスターのタグを読んで、ケータイを支払機にかざして購入などというシナリオも考えられる。
これは面白そう。ケータイの側の体制が整うなら、この手のシステムも本格的に離陸できるのかもしれない。……とはいえ、NFCが普及するのはもう少し先のことのようだ。
自律的移動支援プロジェクト推進委員会
http://www.jiritsu-project.jp/
Trackback
You can ping this entry by using http://windy.ac/MT/mt-tb.cgi/515 .
Comments
GPSケータイで公共機関の情報、位置とか時刻表あるいは道順、は拾えてしまうんだよな。
それはさておき、RFIDリーダを搭載するのはなかなかナイスなアイディアだと思うんだが、坂村たんのはアプリケーションが悪いよな。既存技術でできることを焼き直してるだけに見えてしまう。
じゃあ、RFIDリーダ搭載ケータイってどんな用途なら便利なのかと言うとそれもまたよーわからなかったりするわけで
タグのほうをケータイに仕込むというのは、利用者にとってメリットが分かりやすい(お財布代わりになる、カード持ち歩かなくてよくなる、etc)んだが、それに比べるとちょっとやりづらいという感じがするね。
アイディアじたいは悪くないとおもうし、実際なにかしら上手な使い方があるとおもう。
