June 29, 2004
すごいよママーンあのバルマーたんがぼくの目の前に!
というわけで「慶應義塾・マイクロソフト合同国際シンポジウム 〜デジタルコンテンツを彩る先端技術〜」に逝ってきた。全体的にクオリティの高いシンポジウムで、ぼくのような学外のアホをタダで出席させるという慶應義塾大学の寛容さに改めて感謝を表しておきたい。まあ、慶応大学のひとがここを見るかというのは疑問だけど、こういうのは態度に表すことが大事なので。迷惑を掛けた渋沢にも感謝。ありがとー。
シンポジウムは午後1時開始で、例によって時間ぎりぎりに現地に到着。するとすでに席はすべて埋まっているらしく、受付できれいなおねーさんに「ただいま立ち見となっております」と言われてしまう。えええ立ち見かよーとか思ってしまうが、来ないやつが一定数いることを見越して多めにチケットを出すのも当然だし、その結果用意した席よりも沢山ひとがきちゃうのも詮無いことで、さっさと来て席を確保しないぼくが悪いです。よくわかっております。……ところが開始直前に係員氏が「席が確保できましたのでご案内致します」などと仰る。後に付いていくと何だか知らないが最前列から2列目の超絶すばらしい席をぼくに下さる。席にあった関係者席と書いた紙を回収していたのを見るに、一番前の特等席を一定数、慶応大のお偉方のためにリザーブしていたらしく、余ったぶんをそのへんで突っ立ってるやつらに呉れてやることにしたらしい。ありがとうございます。
そうしてシンポジウムが始まる。さすがは2列目だけあって講演者が非常に近くてすばらしい。なんとあのMicrosoftのCEOであるところのスティーブ・バルマーたんがぼくからたった5mあるなしの近さで雄弁に演説をしている。萌え。来て良かったとおもう。シンポジウムは4時間ちょいの長さで講演者は6人。以下、その内容を紹介する。
講演その1 「Innovation with Academia」 スティーブ・バルマー
イノベーションとは何か、これからMicrosoftがどのようなイノベーションを実現していくか、というのが講演の主題だった。また、Microsoftで開発中のシステムのデモンストレーションを見せ、短いデモビデオをひとつ流した。
曰く。「何のためにイノベーションを追求するのでしょう。それは世界中の人々の可能性を最大限に引き出すためです。ITにはそれが可能なのです。みなさんもご存じのように、教育とITとは非常に親和性が高い。教育分野でもこれからたくさんのイノベーションが出てくるでしょう。10年後のことを想像してみてください。ビジネスにおいて、また教育において、みなさんの情報機器との関わり方は今と同じでしょうか。それとも今とはまったく異なったものになっているのでしょうか。ではみなさんに尋ねてみましょう。まったく異なったものになっていると思う方は挙手をおねがいします……(8〜9割が手を挙げる)。そうです。私もそう思います。10年前、まだインターネットという言葉を誰も知りませんでした。10年後には、また新しい世界が到来していることでしょう。
イノベーションの実現のためには投資が必要です。Microsoftでは、年に70億ドルもの投資を(研究開発に対して?)しています。もっとも重点的な分野は、「デジタルメディア」、「音声・自然言語処理」、「ユーザインターフェース」です。
イノベーションの成果は、ごく一般的な人々が使えるようにならなくてはなりません。わたしの母(叔母だったかも)は子供の写真をPCで管理しているのですが、このあいだ、ある息子の5歳のころの写真を探そうとして苦労していました。「子供の5歳の頃の写真を見るために、PCに保存されている何千枚もの画像を見なくてはならないのはおかしい」と彼女は言いました。息子の5歳の写真を見たい。すべての子供の5歳の写真を見たい。このような要求にも答えられるようにならなくてはなりません。
これから、すべてのコンテンツがデジタル化されていくでしょう。新聞ですらもそうなるでしょう。そうなったときに、権利が正しく守られることが必要です。コンテンツの所有者が正しく報われることが必要です」
抜けたり飛んだりしている箇所はあるかも知れないが、おおむねこんな感じ。
続いて、Microsoftで開発中な教育システムのデモンストレーションをした。シンポジウムに来た学生のひとりにあらかじめタブレットPCを持たせてあり、そのモニタがスクリーンに映し出される。画面にはバルマーたんのレジュメが表示されており、赤いペンでメモが取ってある。バルマーたんによると、このメモは誰が書いたかが分かり、メモを共有することができ、メモだけでなく音声や動画も扱えるらしい。ふうん。
最後にデモビデオ。内容は未来の講義風景を予測したもの。未来とはいっても、あまりぶっ飛んではいなかったので、たぶん5年とかそれくらいのスパンなのだとおもう。学生は全員が端末(ノートPC?)を持っており、画面に映し出されたレジュメに電子ペン? でメモを取る。分からないところはメッセンジャで友達と相談する。それでも分からなければ、TAがいるのでTAにやはりメッセンジャで質問する。ほんとにこんな講義風景になるのかよって感じだ。
最後に質疑応答で、慶応の学生がしょーもない質問をいくつかしてお終い。面白かったが全体的に抽象的な話題が多かったのがすこし残念だったかしらん。
長くなってきたのでエントリを分ける(続く)
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