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2008年5月29日
天才プログラマの人たちは自分にふさわしい場所をちゃんと選ばないとだめだよ このエントリーを含むはてなブックマーク
「天才プログラマのように技術を極めるのであればそれを生かす道に行くべきであって,企業に入って大型システムを開発するのはもったいないか向いてない」 -「IT技術者はやりがいがある仕事か」---学生とIT産業のトップが公開対談:ITpro:

 上に引用した偉い人の発言は、とても率直で、また誠実なものだと思います。

 通常、大規模プロジェクトでは、程度の差はありますが、属人性を除き品質を均一化するため、開発プロセスや各種の規約によって開発者を縛ります。これは能力の低い開発者でも一定水準の成果物を出せるようにする(少なくともそういうことになっている)一方、能力の高い開発者を束縛し、彼らの能力を十分発揮できなくしてしまいます。記事の中に「IT技術者の生産性は人によって10倍違う」という話が出てきますが、上述のような大規模プロジェクトで下流工程を担当する開発者の生産性には、そこまで大きな差は生じないように思います。

 あなたが非常に優秀な開発者で、平凡な人の10倍の生産性を出せるだけの能力を持っているのであれば、自分の能力を活かす場所をよく選ばなくてはなりません。あなたは確かに優秀かもしれないけど、だからといって、どこであっても10倍の生産性を発揮できるわけではありません。緩いプロセスの元、一定の自由度を与えられてソフトウェアを書くのでなければ、あなたの優秀さは十分に発揮されず、フラストレーションを抱えることになるでしょう。たとえば高野くんのように :-p

2008年5月28日
断酒の件 このエントリーを含むはてなブックマーク

 毎日会社から帰ると決まって酒を飲む。たいてい、プレミアムモルツの500ml缶を1本あけて、適当なつまみと一緒に飲む。学生時代はせいぜい週に2日しか飲まなかったのだが、社会人になって、会社帰りにコンビニで酒を買う→部屋で飲むという生活パターンができ、いつの間にか習慣化していた。

 この習慣に疑問を持つことなくしばらく過ごしてきたのだが、つい先日、書名は忘れてしまったが、本屋で立ち読みした勝間和代の本に、「酒は好きだが思考力が落ちるので飲まないことにしている」というようなことが書いてあり、ふむなるほどと思った。僕は酒に弱い体質なので、ビール1本でもけっこうぼーっとした状態になってしまう。よくわからないが思考力も落ちているのではなかろうか。

 そこで、意識して酒を遠ざけることにより、おうちに返ってからの時間の使い方に変化が現れるかどうかを見てみようとおもった。できるだけ酒を飲まずに済ませ、どうしても飲みたい場合は350ml缶を空けるようにしようとおもう。出費も減って家計にも優しく、何も悪いことはないだろうし。

2008年5月17日
[読書] 転職活動のために読んだ本、6冊 (プレゼント企画もあるよ!) このエントリーを含むはてなブックマーク

 転職活動に際して以下のような本を読んだ。

はじめての転職128のギモン(小島美津子)

 転職活動のあれこれをQ&A形式で解説したマニュアル本。特に応募先とのコミュニケーションの取り方について、転職未経験者には参考になった。「応募する書類には添え状ってのを付けるのか!」みたいな。それまで添え状なんて知らなかったので、これを読んでなかったら添え状なしで書類を送っていたに違いない。他にも、入社誓約書や入社承諾書の類は、署名押印付きだろうが何だろうが法的拘束力は無いので、己の良心が咎めないならぶっちしてOKとか、あれこれ良いことが書いてある。


僕はこうやって11回転職に成功した(山崎元)

 山崎元氏が自らのキャリアについて書いた本。資産運用という専門性を武器に、自らのスキルを活かせる場所を転々とする氏の生き方はモデルケースとしておもしろい。もちおたん的にいうとロールモデルか。本書を読むと、氏の成功の要因は以下の3点にありそうだ(どれもよく言われることだが)。

  • 早期(氏の場合、新卒で三菱商事に入った直後)に自分の専門分野を決め、オン・オフ両方で研鑽を重ねる
  • 社外の人間と幅広く人脈をつくり、ちゃんとメンテナンスする
  • 本を書く、雑誌に寄稿するなど、分かりやすくアピールしやすいアウトプットを出す

 書くのは簡単だけど実践するのは大変そう。

 あと、本書で最高にすばらしかったのは以下の1節である。三菱商事時代の先輩のアドバイスらしい。これは覚えておきたい。

 ある時、Mさんが筆者に話しかけてくれた。「山崎、おまえは仕事の方は何とかやっていけるだろう。大丈夫だ。これから、大事なことを教えてやるから、よく聞いておけ」という。「第一に、意見は大きな声で言え。そして、これが肝心なことだが、誰にでも同じことを言うのだ。誰にでも、だぞ。第二に、意見は会社のためを思って言え。本当に会社のためを思っていった意見ならば、仮に間違えていたとしても、後から必ず助かる。これは信じて良い。そして、最後には、『こいつは、ちょっとかわいいな』と他人に思わせるような何かがあれば、なおいいな。かわいげというのは大事なもんだぞ」と言われた。

 サラリーマンに対するアドバイスとしてこれ以上のものを筆者はしらない。


人材コンサルタントに騙されるな!(山本直治)

 人材紹介会社の中の人が書いた本。人材紹介会社のビジネスモデルや仕事内容について書かれている。今回の転職活動ではリクルートエージェントにお世話になったのだが、サービスを受ける中で人材紹介会社のビジネスモデルが気になり、手に取ってみた。人材紹介会社を使うなら、事前に読んでおくと相手のことが分かるのでおすすめ。大手では、一人のスタッフが同時に20~30人程度の求職者を担当し、流れ作業的にやってるというのが実情のようだ。

 載ってるデータが興味深い。

  • 人材紹介の市場規模は、この5年でほぼ倍になった。
  • 人材紹介会社の数は2005年度で1万社超。
  • 2005年度の転職者数は472万人。そのうち人材紹介会社経由で転職したのは7万人。

 これによると1社あたり7人しか紹介してないことになるが、登録だけして実際には活動していない会社や、個人でやってる小さな会社が多いんだろうな。


だから若手が辞めていく(ダイヤモンド社)

 大企業の中間管理職が読むことを想定して、若手社員の早期離職問題についてまとめた本。一貫した強い主張があるわけではないが、以下の2点が印象に残った。

  • 会社には、会社の身の丈に合った人間しか居着かない。辞めていくのは、会社の枠に収まらないトップクラスの人と、ついて行けないボトムクラスの人であり、その中間の人はあまり辞めない。3年で3割辞めるのは、ある種の入れ替え戦を行っているようなものであり、結局世の中全体としては適材適所に落ち着いているのではないか。
  • 良い我慢と悪い我慢がある。20代はキャリア形成のうえでは試行錯誤の時期であり、その貴重な数年を棒に振ってまで、合わない会社に尽くす必要はない。

 内容は決して悪くないが、「就職氷河期の新卒には謙虚さがあったが、売り手市場の新卒は云々」等、具体的な根拠を示さずに若手社員をdisる記述が時折あり、読んでいて気になった。


退職・転職の「年金・保険・税金」がわかる本(新村健生)

 雇用保険や健康保険について解説した本。在職中は空気のような存在だが、会社を辞めるとなるとおざなりにはできません:-p


総外資時代 キャリアパスの作り方(仲俊二郎)

 筆者は外資系科学会社で人事部長をやってた人。外資系企業での世渡りの仕方を解説している。労務を担当していただけあって、社員の待遇から、解雇のやり方までなかなか詳しく書かれている。

 扱われているのは、経営陣は本体からの出向組で固められ、英語が社内公用語になっているような、ガチな外資系企業の事情であり、一種のファンタジーとして読んだ。自分はあまり縁のない世界だともおもた。


この6冊あげます

 それで、以上の本なのですが、既に転職活動を終えて新しい会社で働いている僕の手元にあっても死蔵されてしまうだけなので、欲しい人にあげます。うっかり忘れがちなビジネスマナーを復習できるDSソフト「明日から使えるDSビジネスマナー」も付けます(要らないと言っても勝手に付いてきます、たぶん)。すみませんが送料は負担して下さい。

 欲しいという人は、メールかTwitterかmixiのメッセージで僕に欲しい旨を伝えて下さい。アドレスやURLは右側のサイドバーにあります。もし希望者が複数人いたら早い者勝ちで。

 

 追記(@5/17 22:08)

 本を欲しいという方があらわれたので、早い者勝ちのルールにのっとって、受付をストップさせていただきます。どうもありがとうございました。

2008年5月16日
りくなびねくすと このエントリーを含むはてなブックマーク

 なんとなく思い出したので書くが、「リクナビNEXTとかに居るのはゴミばっか。どこにも採用されない程度の低いアホどもが絨毯爆撃みたいに応募しまくってくるのでうざい。人材紹介会社を通すと若干マシになるがあんま変わらない。我が社が欲しいような優秀な人は一本釣りでヘッドハントされるか知り合いのつてで引っ張られるかするので、いわゆる求人マーケットにはほとんど出てこない。だから中途採用にはあんま力入れてない。現状では素質のある新卒を採ってきっちり育てていくのが合理的な判断」という話を某社の偉い人から聞いてやっぱりそうなのかと思った。

2008年5月15日
Joshua Davis このエントリーを含むはてなブックマーク

 うまく形容できないが、すごく良い。眺めていると気持ちよくなってくる気がする。影響を受けた画家に伊藤若冲を挙げているのが面白い。

 

 image03.jpg

 ming_dynasty_continental.jpg

 z4_green_03.jpg

 snow_medusa_02.jpg

 lumas_kimono_blue.jpg

 Joshua Davisのオフィシャルサイトで、他にもたくさんの作品が公開されている。

 http://www.joshuadavis.com/

2008年5月12日
会社を辞めるのは悪いことじゃないよ このエントリーを含むはてなブックマーク

 僕も社会人になって、周りの友達もだいたい社会人になって、酒を飲むと会社の愚痴がつまみになるようになった。会社に100%満足してる人はそんなに居ないので、だいたい会社のどこが駄目かとかそういう話を聞くのだが、話を聞いていて、これは明らかにダメな会社だ、ダメな職場だと思うこともしばしばあり、そういうときには大抵、さっさと次を探して辞めたらどうかと言うようにしている。

 そうしていて気づいたのだが、世の中には、会社を辞めるのが、倫理的に好ましくないこと、それこそ盗みや殺しと同等の行為であるとしている人がそこそこの割合でいるようである。僕のようなプラグマティストからすると、人間関係や仁義のようなバイアスが多少はあるにしろ、会社を辞めるかどうかは基本的には損得勘定の問題であり、精神的充足や金銭的対価、社会的評価など、そういった諸々を自分の価値観で重み付けして天秤に乗せて、より良い方を選ぶのが合理的だろうと思う。しかし、そういった人たちは、合理的な判断を拒絶し、今居る会社に止まることを選ぶようである。なぜそうするのかと訊いてもロジカルな返答が帰ってくることはなく、「ならぬものはならぬ」的なよくわからん答え方をするのだが、別に会津藩じゃないんだからもっと柔軟にやればいいじゃないかと思う。

 生まれてから現在に至るまでのどこかでそういう感覚を刷り込まれたのだろうが、どこで刷り込まれたのか不思議である。親の教育の影響が大きいのかと思うがよくわからない。いちど刷り込まれてしまうとそこから抜け出すのはけっこう大変なので、ああいうのを刷り込む人は罪深いなとおもう。

今日の井原. Since 2003.11.12 by Ihara
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