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昨日か一昨日あたり、いつものようにSUICAを使って改札を抜けながら、「SUICAのポイントを現金で引き出せたらすごい便利なのになあ」と思い、なぜそうしないのだろうと考えた。で、まずは「そうか、それが出来ると銀行と一緒になっちゃうのか」というところに到達したのだが、「でも利子を付けないなら厳密には銀行の預金業務と同じとは言えないのでは」とも考え、「そうは言っても、ヨドバシとかのポイントにしても、現金で下ろせるという例は一つもないのを見ると、やはり法的に何らかの枷が掛かっているのだろう」と思った。
次に、楽天とはてなが相互のポイントを交換できるサービスをしていることを思い出し、これがもっと巨大なアライアンスに発展し、SUICAもedyもANAのマイレージもヨドバシもつたやも何もかも巻き込んでポイントの相互交換ができるようになったら、それはもはや現金とさほど変わることがないと言えるのではないかと考えた。そうなればSUICAを現金で下ろせないのが不便だとは誰も思わなくなるだろう。
しかし、家に帰って改めて調べてみると、はてなと楽天とのポイント交換時には手数料が掛かるらしい。しかも200ポイントもかかるらしい。馬鹿にならない額だ。ポイントを交換するたびにこんなに手数料を取られていたのではぜんぜんダメダメである。かつてユーロ通貨が導入された際に、「ヨーロッパには十幾つの通貨があるが、ある通貨から始まって、全ての通貨に順番に両替していくと、最後には貨幣価値は最初の半分以下になっている。ユーロを導入することによって、この両替コストがなくなる。これはすばらしいことだ」みたいなことがあちこちに書かれていたが、ポイント相互交換アライアンスがこのユーロ導入以前の欧州みたくなってしまうのでは困ってしまう。
そうすると、やはりユーロのような共通的なポイントを作れば良いのではないかと考えられる。そういう「何にでも使えるポイント」をたった一つだけ作ってみんなでそれを使うようにすれば万々歳である。一般消費者の利便性を向上させるためにもそういうのをぜひ作るべきである。だが、産業界が自立的にそういうものを作るのは120%不可能であろうから、その際にはお上が国家権力を発動してトップダウンで実行してしまっても良いのではないかとも考えた。
で、そこまで考えて、「あれ、でもそれって日本国の通貨であるところの円とだいたい一緒ではないか」ということに気付き、議論が最初の所に戻ってきてしまったのを悟った。で、考えるのをひとまずお仕舞いにしたのであった。

