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2006年6月18日
gooラボの「プッシュ型トピック通知実験」公開停止についてあれこれ このエントリーを含むはてなブックマーク

 gooラボが、6月15日をもって「プッシュ型トピック通知実験」の公開を停止した。で、それに関するアナウンスが公式blogに出ている。以下のような文言である。

昨年11月よりご利用頂きましたTopicAlert実験は,6月15日をもって終了させて頂きました.

実験期間中,皆様から頂いたご意見等をもとに,更なる研究開発を行っていきたいと考えております.

TopicAlert終了のお知らせ より

 

 これはちょっと、あんまり良くないと思う。「皆様から頂いたご意見等をもとに,更なる研究開発を行っていきたいと考えております」なんていうのは、サービス提供者の言葉ではない。これは研究者の言葉である。googleがyahooがMSNがはてなが今まで一度でもこんな言葉をユーザに向かって言ったことがあるだろうか。

 まずは「実験期間中は多数のアクセスをありがとうございました」的な、ユーザに対する感謝の言葉がなくてはならないし、「更なる研究開発を~」ではなく、「より素晴らしいサービスを皆さまに提供できるように頑張ります」的な、ユーザの方を向いた物言いをしておくべきだろう。gooラボの中の人たちはまあ基本的に研究者なわけで、ユーザをユーザとしてではなく自分たちの実験の被験者として見ているのだろうし、それは別に悪いことではないのだが、それをユーザに感じさせるべきではない。

 gooラボが、質量共に優れた人材と、豊富な資金を持ちながらも、いまいちぱっとしないように思えるのは、案外、研究者のマインドが強すぎるのが原因なのではないかとも思う。実際、これは研究室の教授がNTT研の出身であったり、就職活動でNTT研の説明会に参加したりしたことからそう思うのだが、NTT研は企業研究所の中でも特にアカデミック色の強い場所であるのだし。

 研究者の使命は、適合率や再現率といった指標で良い数字を出すことや、論文や特許を書くことであるわけだが、ことWebの世界では、あまりそちらのほうを向いてしまうと良いものを産み出せないと感じる。

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今日の井原. Since 2003.11.12 by Ihara
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