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2006年6月21日
カーネギーメロン大学、たった1枚の写真から3Dオブジェクトを再現する技術を開発 このエントリーを含むはてなブックマーク

060613_3d.jpg

 

 カーネギーメロン大学のプレスリリースより。これは面白い。左上の写真を喰わせると、そこから3Dオブジェクトを再現して、右上や右下や左下のような画像を生成できるらしい。精度にもよるけど、応用範囲広そうだなあ。

Using machine learning techniques, Robotics Institute researchers Alexei Efros and Martial Hebert, along with graduate student Derek Hoiem, have taught computers how to spot the visual cues that differentiate between vertical surfaces and horizontal surfaces in photographs of outdoor scenes. They've even developed a program that allows the computer to automatically generate 3-D reconstructions of scenes based on a single image.

 ロボット工学の研究者であるAlexei EfrosとMartial Hebertは、大学院生のDerek Hoiemとともに、屋外の風景を撮った写真の垂直な面と水平な面を区別する……virtual cues? なんのことだ。 ごめんテクニカルタームが多くて訳せない。人工知能を使ってるということだけは分かったけど:-p つーか金出武雄先生がコメントしてるじゃん。わお。

 どうも実世界のコンテキストを学習させておくことにより制約条件を与えることができるのがポイントらしい。事前に風景写真を大量に喰わせて「空は青い」とか「建物は地面に建っている(空に浮いていることはない)」とかいうルールを学習させておくのが強いらしい……のだがいまいちよーわからんな。まあいいや。よく知りたい人は原文をどうぞ。あと今月開催されるIEEEほげほげで発表されるとのことなんで、カンファレンスペーパーをゲットするととても良く分かると思われます。

 

Carnegie Mellon Researchers Teach Computers To Perceive Three Dimensions in 2-D Images
http://www.cmu.edu/PR/releases06/060613_3d.html

2006年6月18日
gooラボの「プッシュ型トピック通知実験」公開停止についてあれこれ このエントリーを含むはてなブックマーク

 gooラボが、6月15日をもって「プッシュ型トピック通知実験」の公開を停止した。で、それに関するアナウンスが公式blogに出ている。以下のような文言である。

昨年11月よりご利用頂きましたTopicAlert実験は,6月15日をもって終了させて頂きました.

実験期間中,皆様から頂いたご意見等をもとに,更なる研究開発を行っていきたいと考えております.

TopicAlert終了のお知らせ より

 

 これはちょっと、あんまり良くないと思う。「皆様から頂いたご意見等をもとに,更なる研究開発を行っていきたいと考えております」なんていうのは、サービス提供者の言葉ではない。これは研究者の言葉である。googleがyahooがMSNがはてなが今まで一度でもこんな言葉をユーザに向かって言ったことがあるだろうか。

 まずは「実験期間中は多数のアクセスをありがとうございました」的な、ユーザに対する感謝の言葉がなくてはならないし、「更なる研究開発を~」ではなく、「より素晴らしいサービスを皆さまに提供できるように頑張ります」的な、ユーザの方を向いた物言いをしておくべきだろう。gooラボの中の人たちはまあ基本的に研究者なわけで、ユーザをユーザとしてではなく自分たちの実験の被験者として見ているのだろうし、それは別に悪いことではないのだが、それをユーザに感じさせるべきではない。

 gooラボが、質量共に優れた人材と、豊富な資金を持ちながらも、いまいちぱっとしないように思えるのは、案外、研究者のマインドが強すぎるのが原因なのではないかとも思う。実際、これは研究室の教授がNTT研の出身であったり、就職活動でNTT研の説明会に参加したりしたことからそう思うのだが、NTT研は企業研究所の中でも特にアカデミック色の強い場所であるのだし。

 研究者の使命は、適合率や再現率といった指標で良い数字を出すことや、論文や特許を書くことであるわけだが、ことWebの世界では、あまりそちらのほうを向いてしまうと良いものを産み出せないと感じる。

SUICAのポイントを現金で引き出せたらすごい便利なのになあ このエントリーを含むはてなブックマーク

 昨日か一昨日あたり、いつものようにSUICAを使って改札を抜けながら、「SUICAのポイントを現金で引き出せたらすごい便利なのになあ」と思い、なぜそうしないのだろうと考えた。で、まずは「そうか、それが出来ると銀行と一緒になっちゃうのか」というところに到達したのだが、「でも利子を付けないなら厳密には銀行の預金業務と同じとは言えないのでは」とも考え、「そうは言っても、ヨドバシとかのポイントにしても、現金で下ろせるという例は一つもないのを見ると、やはり法的に何らかの枷が掛かっているのだろう」と思った。

 次に、楽天とはてなが相互のポイントを交換できるサービスをしていることを思い出し、これがもっと巨大なアライアンスに発展し、SUICAもedyもANAのマイレージもヨドバシもつたやも何もかも巻き込んでポイントの相互交換ができるようになったら、それはもはや現金とさほど変わることがないと言えるのではないかと考えた。そうなればSUICAを現金で下ろせないのが不便だとは誰も思わなくなるだろう。

 しかし、家に帰って改めて調べてみると、はてなと楽天とのポイント交換時には手数料が掛かるらしい。しかも200ポイントもかかるらしい。馬鹿にならない額だ。ポイントを交換するたびにこんなに手数料を取られていたのではぜんぜんダメダメである。かつてユーロ通貨が導入された際に、「ヨーロッパには十幾つの通貨があるが、ある通貨から始まって、全ての通貨に順番に両替していくと、最後には貨幣価値は最初の半分以下になっている。ユーロを導入することによって、この両替コストがなくなる。これはすばらしいことだ」みたいなことがあちこちに書かれていたが、ポイント相互交換アライアンスがこのユーロ導入以前の欧州みたくなってしまうのでは困ってしまう。

 そうすると、やはりユーロのような共通的なポイントを作れば良いのではないかと考えられる。そういう「何にでも使えるポイント」をたった一つだけ作ってみんなでそれを使うようにすれば万々歳である。一般消費者の利便性を向上させるためにもそういうのをぜひ作るべきである。だが、産業界が自立的にそういうものを作るのは120%不可能であろうから、その際にはお上が国家権力を発動してトップダウンで実行してしまっても良いのではないかとも考えた。

 で、そこまで考えて、「あれ、でもそれって日本国の通貨であるところの円とだいたい一緒ではないか」ということに気付き、議論が最初の所に戻ってきてしまったのを悟った。で、考えるのをひとまずお仕舞いにしたのであった。

2006年6月13日
若いうちは安く、年を取ると高く このエントリーを含むはてなブックマーク
 それから賃金は年功によって高くなっているかもしれません。しかし、それは日本独特の賃金システムでありまして、ヨーロッパなどでは、もう20代後半からぱっと賃金が高くなる。生涯でどう賃金をもらうかというところが日本とヨーロッパでは違うわけです。若いときは生産性に見合うほどの賃金もらっていない。しかし中高年になってくると、ちょっと生産性より高いものになるというのが学者の一般的な解説です。しかしそれはトータルでどうか。生涯で見るとどうか。企業経営としては後で払うほうが得なわけです。

http://www.jil.go.jp/kouen/rsf4yousi/gijiroku.pdf より

 

 興味深い。以前、慶應大@日吉でgoogle日本法人社長の村上憲郎氏の講演を聴いたことがあるが、このことに言及されていた。(ちなみに村上氏は日立製作所出身である。)

 このあたりの話で、特に考えるのが、研究者の給与推移についてである。多くの場合、研究者がもっとも良い仕事をするのは二十代後半から三十代前半に掛けての時期と思う。日本的給与体系においては、この研究者がもっとも良い仕事をする時期と「生産性に見合うほどの賃金をもらっていない」時期が重なってしまい、アウトプットと待遇との乖離が極めて大きいように思える。当事者である企業研究者たちは、このことについてどう考えているのだろう。

2006年6月11日
google.cnで検閲される28のキーワード このエントリーを含むはてなブックマーク

 Censored Searches on Google.cnからの引用です。mao zedong(毛沢東)やtiananmen(天安門)がリストに含まれているのは非常に分かりやすい。翻って、water pollution(水質汚染)やbird flu(鳥インフルエンザ)が入っているのはちょっと意外かも。

  • democracy
  • rights
  • human
  • human rights
  • army
  • mao zedong
  • what google censors
  • tiananmen
  • bird flu
  • bbc
  • communism
  • commie
  • protests
  • freedom
  • jailed
  • dissidents
  • radio
  • communist revolution
  • hong kong
  • politics
  • uk
  • repression
  • chinese firewall
  • water pollution
  • yahoo
  • education
  • falun gong
  • chinese filters
  • tank man
  • ...
Jackson Pollock Generator このエントリーを含むはてなブックマーク

jp.PNG

 

 マウスをてけとーに動かすだけでJackson Pollock風(?)な画像を作れるGenerator。flash製。めっちゃ面白い。アイディア、実装能力ともに尊敬を覚える。

 

Jackson Pollock Generator
http://jacksonpollock.org/

2006年6月 3日
「カブロボ」のJava開発者向け説明会へ行ってきます このエントリーを含むはてなブックマーク

 「カブロボ」っていう、株式自動売買ソフトウェアのコンテストがあります。みんなで株式自動売買ソフトウェアを作って、どれが一番良い運用成績をあげるかを競うというもの。以前からその存在は知っており、気になりつつもスルーしてきたんですが、今回株式投資を始めるに当たって、もう一度手を着けてみたくなりました。

 まずは17日(土)の説明会に申し込んでみました。早稲田大まで逝ってきます。早稲田へ行くのはスティグリッツ御大の講演を聴きに行って以来だなあ。すげー久しぶり。

 4798011231.01.LZZZZZZZ.jpg

 何だかカブロボの作り方を開設した本も出ているらしいので、内容が良さそうなら買っておこう。あと、テクニカル分析の入門書も一冊読んでみよう。

 

[参考URL]
Java開発者向け説明会の参加お申し込みを受付します
http://kaburobo.net/2006/05/java.html

2006年6月 2日
はてなブックマークのトップに載ると、どれくらいのアクセスが来るかを僕も晒してみる このエントリーを含むはてなブックマーク

『ちよろず。』 - はてなブックマークのトップに載ると、どれくらいのアクセスが来るかを晒してみる
http://d.hatena.ne.jp/chiyorozu/20060531/p1

 を読んで、僕の事例についても書いてみようと思いました。

 

 5月21日に書いた『blog検索エンジン「NAMAAN」の中身』という記事が、21日から22日に掛けて、はてなブックマークのトップにおよそ20時間程度載りました。(この記事は、213人の方にブックマークしていただきました。どうもありがとうございます)

 それにより、どれくらいのアクセスを得られたのか。まず、b.hatena.ne.jpドメインのURLからのアクセス数をまとめます。

URLアクセス数
http://www.hatena.ne.jp593
http://b.hatena.ne.jp526
http://b.hatena.ne.jp/hotentry315

 表にある3つのURLが、リファラの大部分を占めます。その他、細かいので表には入れていませんが、ユーザ個別のブックマークページ(http://b.hatena.ne.jp/ユーザ名/)等も含めると、b.hatena.ne.jpドメインからのアクセスは2000弱になります。『ちよろず。』さんの記事のように、日付ごとのデータはありませんが、推移は概ね同じです。はてブのトップに居る間は、大量のアクセスがありますが、そこから外れるとアクセス数は急激に落ち込みます。

 『ちよろず。』さんのデータも合わせて強引にまとめてしまうと、「はてブのトップに1時間いると、100~150程度のアクセスが得られる」と言える……のかな。記事のジャンルや、タイトルの面白さ、曜日・時間帯といったファクターによってこの数字は大きく変化すると考えられるので、信頼性の高い数字を出すには、もっと多くの事例を集めないとならないでしょうが。

 また、はてブで話題になることには、はてブで記事の存在を知った人が、自分のblogで取り上げて下さるといった、波及的なアクセス増の効果があります。このblogでは、特に話題にならない(固定的な読者だけが読んでくれる)記事へのアクセスは概ね150程度です。それに対して、今回の記事には、公開からの10日間で、4309のアクセスがありました。今回の記事は、他の大きなサイトで取り上げられるということはなかったため、この増加分の殆どは、はてブ効果によるものとして良いのではないかと思います。

 

 で、これがどれくらいの数字なのか。比較対象となるようなデータをあまり持っていないのですが、以前blog検索エンジンを公開したときに、6つのニュースサイト(IT Media, internet.com, Internet Watch, BloadBand Watch, デジカメWatch, ASCII24)で取り上げていただいたことがあります。その時には、公開からの約2日間で、波及効果によるものも含め、総計33,634のアクセスがありました。あとはなんだろう。そういえば、かなり前に「カトゆー家断絶」でこのblogの記事を取り上げていただいたことがありますが、その時には波及効果込みで3,000程度のアクセスがあったと記憶しています。

 データを提示することが目的の記事ゆえ、結論めいたことを述べるのはあえて避けたいと思います。では、この辺で :-)

今日の井原. Since 2003.11.12 by Ihara
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