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WindowsNTの開発を追ったドキュメンタリーである。あちこちで名著と言われているのを知りながら手を付けずにいたのだが、ようやく昨日から読み始めてやっと読了。これは凄い本だ。これほど感動した本はもう何年もない。読み終えて少し経ったのにまだ高揚している。僕もこんなプロジェクトに加わって重要な役割を果たしたいと心から切望する。せっかくソフトウェアを作る技術者になるのだから。中身について書きたいことはたくさんあるが書いていると長くなってめんどいので割愛する。しかし、これは本当に素晴らしい本なので、世界中のプログラマが読むべきだとおもう。もちろんプログラマじゃなくても楽しめるだろう。
ところでこの本にこれだけ打ち震えるものを感じるのはなぜなのかと思って考えたら、これはあれだ。大作RPGとかと同じ構造なのだ。ドキュメンタリーとしても出色なのはもちろんだが、物語としても良くできているのだとおもう。異世界(DEC)から危機に瀕した世界(マイクロソフト)へと召還(ヘッドハント)されてきた勇者(デビッド・カトラー)、王様(ビルゲイツ)は彼に魔王を倒して(NTを作って)くれるよう頼む。勇者は仲間(DECやMS内部から集めてきた開発者たち)を集め、戦いの旅にでる。彼らは最初は反目し合うこともあった(カトラーの性格や、DECとMSのカルチャーの違いから、大きな軋轢があった)が、次第に固い絆で結ばれていく。次々と襲いかかるモンスター(バグ)、倒れていく仲間たち(心が折れ、精神をやられリタイアしていく開発者たち)。幾多の困難を乗り越えて魔王を打ち倒し(マスターアップ)、大団円(NT出荷)、しばし安らぎの時(休暇とか)、そして新たな冒険を求め旅立っていく(カイロの開発プロジェクトへ行く)勇者。fin. ブラボー! ブラブラボー!

